本当にクラウド活用と一人一台はできるか

天気も良い新年。

ゴロゴロしながら、3日なのでそろそろウォーミングアップと思い、一人一台の実運用について考えていた。もしも一人一台がiPadになったら、iOSの「ショートカット」作成をやってみるのも面白いだろうな〜なんて思ったことからあれ?と思うことが出てきて色々調べてみた。

 

ちなみにこのショートカットは意外と便利だと思う。いずれニーズが出てきそうな気がするので、まだ出たばかりだけど、使ってみるようにしている。「オートメーション」などもおすすめだ。普段使うアプリを呼び出して連携させることができる。

ただ、ここでひとつ問題が出てくる。
これを子供がやるとしたら?連携アプリって子供は何を利用するだろう。
学校で使うという以前に、そもそもアプリの年齢制限というものがあるわけで、機能制限は効くのだし、そういう部分は与える際に設定するべきだと考える。
例として
Twitterは+17
Facebookは+12
TikTokは+12
YouTubeは+17。
SlackやLINEは+4。
アプリはちゃんと年齢制限があるのだ。
YouTubeが学校で見れないって怒ってる人がいるけど、提供側からすると、自由に見れていいわけじゃない。日本の学校はこの辺りの自由の認識がなんとなく変な気がしている。

 

中学以上は通常通り個人アカウントが取れるが、今度は責任の所在は自分自身になることを入学時にしっかり保護者や子供に理解してもらう必要もあるだろう。


中学の1人1台はもうすでに何校か支援が入っているのでわかるけれど、どうにもならないところもある。モラルも扱いもめちゃくちゃで破壊しまくる。トラブルも続出。
あまりにダメな場合、学校が管理するMDMなどで、フィルタリングするために年齢を下げてしまうことで、アプリが使えなくすることだってできるが、ひどい学校はそんなレベルではない。13歳以上はできるー!で私立中学などに売り込もうと浮かれている部外者の方々は、その学校が果たしてこれを受け入れる状況にあるかは調べた方がいいと思う。

 

では、小学校が一人一台をやったとしたら、クラウド利用のためのアカウントは?

小学校でGoogleなどのクラウド使っている方はどうしているのか教えてほしい。

私が知識や経験がたりず、知らないことがあるのかもしれない。

 

一般的にGoogleアカウントって13歳未満は作れない。ここで「ファミリーリンク」ってサービスが出てくる。
子供のアカウントの責任は親が持つわけだ。子供にアカウントを持たせられれば、YouTubeにはセーフサーチが適用できて、かなり不適切な画像や動画はカットされる。
これはMicrosoftも同じで、13歳未満は作れない。保護者が責任を持つ。
Apple IDも同様だ。日本は保護者が責任感なさすぎる。

この辺りはどうやるのか?shared Apple IDはどんなだろう。調べても調べても追いつかない。


こういう安全に対する意識が、ICT推進派にこそなくては、これを苦手とする人たちからの理解は得られないだろう。失礼かもしれないが、推進派の言い分はどうも乱暴すぎるのだ。丁寧であっていけないことなど、そんなに世の中にたくさんはない。
急がば回れということだと思う。
そういうことから理解していくのがリテラシーではないのか。

これがすっきりとして、本当に自分のデバイスが手に渡り、可愛い相棒になったら。
そこまで行ったら本当に今度こそ自分のデバイスになる日が来る気がするのだ。