一人一台ICT活用スタートアップはここから!【その1】

そろそろ年度末も近づいてきました。

これまで、「ICT支援員試験対策講座」「ICT支援員の心得講座」「プログラミングお茶会」(LEGOEV3、MESHはじめ、scratch、viscuitなどなど)など、さまざまなことを提供して参りましたが、次年度からは地方にも行けるようになるかもしれません。

新しいことを次年度から独自にスタートしようと思います。
それは、「スタートアップサポート」です。

つまり、一人一台が来た、新しいものが来た時に気持ちよくスタートするための「導入研修」や「校内でやるべき準備」をアドバイスします。それも、現物が入ってきてからどうするか?です。

もちろん私一人で全部の研修はできません。なので、どう各校に研修をしていくとうまくいくのか?をその自治体、その学校に合わせてデザインします。

 

GIGAでリアルにその恩恵を感じて盛り上がってるのは、導入する側と、これまでたくさん欲しかった現場の方たち。
入ってきたらあれしようこれしよう…あれが大変だと想像しているかもしれません。

そういう方が現場に近いところにおられるなら安心でしょう。

しかし、実際は毎回の更新時に、いつも「また新しいのが来た…」と他人事のようだった人たちに、どうやって「やってみようかな?」と手にとっていただけるか、そしてそういう方々が、こどもたちに「さあ楽しもう!」も積極的に手渡せるために不安を取り除くのは、ここからが本番になると思っています。

 

これまで更新時に導入研修ってやっていましたか?たった1度の研修で何かできるわけもないと思っている方も多いかもしれませんね。

何もしないでものだけを配備したところもあるのでは?または代表者だけが話を聞いてきて終わりではありませんか?


何もしないで、入ってくるがままに、この一人一台を各学校の情報担当の先生に今まで通り押しつけておけば「まあ何とかなるんじゃない?使うのは子供なんだし。」とか、もっと良くないのは「どうせまた使わないよ、こどもが壊さないように持ち出しはなるべくやめよう」と縛るだけで、あとは校内の先生に任せっきりになりそうな、そんな心配な学校は、もうさすがにないでしょうか?

 

新しい機器がやってきた時、導入研修がどんなものかによって、スタートラインに大きな差がつきます。
ただ各メーカーの人が来て、機能紹介や体験だけやっていませんか?もちろんメーカーの方々のご協力はとても重要ですが、今更商品デモではもう間に合いません。すでに購入して配備されているのですから。研修は今ある様々な環境をトータルで見て、その現場ごとの設備に合わせて、何が可能でどんなふうに使うと意味があるのかを学ぶことではないでしょうか?
全国に同じものが入るならともかく、OSすらバラバラになりそうです。そして、そこにある周辺設備を加味して一人一台を活用するところまで考えて研修ができるでしょうか?

 

ICT支援員さんがいて、全部デザインしてくれるなら、ありがたいと思うのですが、もしも、支援員さんがいたとしても、そこまでは考えていないかもしれません。そんな時は、支援員さんたちに各校で何を伝えてもらうかが大事です。支援員さんたちにどういう目的をもって機器を使っていくのかを伝えてありますか?

これまでも自分はそう言うことを意識して導入研修をデザインしてきましたが、次年度は、この「導入研修設計」をアドバイスしていくことにチャレンジしていきます!

詳しい内容はまた順次公開していきます。