UIを知ってタブレット研修をしてみる

先日使い慣れない人にどうやってタブレットに慣れてもらうか?という部分でご質問をいただきました。

一つは一人で悩まないで周りの人と会話することがいいきっかけになります。

でも、研修の場合、よくあるのが、詳しそうな人にくっついて受講しようとする人。

グループワークでも、講師側がわざわざ各グループにできる人を配置してしまうことがありますが、これはうまくいかないことが多いです。

学び合いなどという手法で何かをやらせるなら、スキルが近い人同士にしないと、わかっている人が一人で全部教えてしまったり、わからない人はその人に任せてしまって、わかった気になってしまうことがあるからです。

グループ分けをするならそこは注意したほうがいいでしょう。

 

ここでは、タブレットを教える側として、ちょっと知ってるといいかな?と思う豆知識を書きました。

 

タブレットを使い慣れない人が早く使えるようになるには、少しの補助は必要です。
すでによく使っている人とそうでない人の間にはかなり差ができてしまっています。

すぐに同じ状態になってもらうのは簡単ではありませんが、例えばタブレットを使う人の中では割と常識的に、よく使われるアイコンのイメージをちょっと楽しく教えてあげるのはきっかけになるかもしれません。
文化の違いを埋めるにはできる側がなぜできるようになったのかを知る手掛かりが必要です。
まずはそういうめじるしを探せるようになってもらうために、感覚ではなく明確な知識を少し教えて練習をしてみるのもいいでしょう。
観察力が必要だとは言いましたが、これは何をするアイコンなのか?をすでに知っているから選べるということを知っている側の人は理解して教えないと伝わりません。
むやみやたらに画面をタップしてみろと言うのも効率が悪いですからね。

アイコンのみならず最近はリスト型になっていれば左右にスワイプすると見えなかったメニューが出てくる場合もあります。
メッセージやメール系によくありますね。

例えば「設定」に関するアイコンは、特に機能設定の場合、歯車⚙やスパナ🔧のアイコンが多いですね。

「検索」は多くが虫眼鏡🔍アイコンです。これはわかりやすいのですが、実際様子を見ていると検索を使いこなせている人が少ないなと感じます。あきからに大人と違うのは、スマホを使いこなす子供達はこれを使うのが割と上手です。

「共有」このアイコンが一番落ち着かない気がします。しかも共有は、特定の人に渡すのも共有。広く複数に見えるところに置くのも共有。渡すわけじゃないのに書き出しに当たるコマンドも共有の中にあったりします。外に出すイメージ、誰かと分けるイメージは人によって少し違うのでいくつかパターンを知っているといいかもしれません。

感覚的に身についてしまったことを、感覚で教えようとしてもなかなか伝わらないので、教える側として、なるべく自分の基準ではなく、どういう背景でそのアイコンがあるのか、そのアイコンの名前や、UIにどんな操作があるのかなども、ちょっと知っておくといいと思っています。説明がしやすくなりますよ。

 

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https://coliss.com/articles/build-websites/operation/work/name-of-menu-icons.html

 

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それにしても、ハンバーガーはまだしも、ケバブとかドネルケバブは年配の方にはわかりづらいんじゃないかなぁなんて思いますね。ケバブはおだんごのほうがわかるかも…とか。常に研修では悩みます。
ドネルケバブは…なんだろう。いかだ串?
以下はご参考に…

 

モバイルアプリにおけるナビゲーションUIのデザインパターン
https://uxmilk.jp/54297

累計22種!UIが優れたiPhoneアプリの部分デザイン(ナビゲーション/メニュー編)
https://www.find-job.net/startup/iphone-app-ui-navigation