いつも完璧なんかじゃないから

支援員さんの取りまとめをしてますが、育つチームは、みんながお互いを支援し合える。「支援のスキルはその支援員さんの能力に依存するしかない」という台詞はリーダーなら「逃げ」だと言いたくなる。

お客様の立場からしたら同じ機械が入って同じような頻度で人が来るなら、なるべく同じサービスを受けたいに決まってる。いや、できるならより自分の所を親身に見てほしいと願うだろう。それを「支援は人による」なんて言ってごまかしたくない。

そのためには、私が全員を手取り足取りしていてはダメだし、逆に現場で一人で苦しんで叩き上げになれみたいな放置はもっとダメだ。

自分の100%と思って指示しても、支援員さんの実力がそれを超える時だってある。最高にありがたい瞬間でもある。逆にこの人はついてきていない、音沙汰がない、そんな場合は要注意だ。10人いても20人いても、関わりを持ちたい。その人がそこにいることを私はわかってると示したい。入っていきなりやめてしまう場合は仕方ないけれど、(そもそも、いきなり時間が守れなかったり、嘘をついたり、お客さんにキレるなどする人にも出会って、何度となく打ちひしがれたがこの話は別途)中にちゃんといるのにやさぐれてしまうのは、認められてないからだ。いつも支援員は安いと言ってるけど、お金のことばかりに執着して、必要以上にお金に汚くなっていくのは、この「認める」がないからだと思っている。

もちろん、認めれば安くていいとは言ってない。これについては今後も考え続けたい。

 

今問題に感じているのは、【会社が支援員さんの存在を承認しているのか?】だ。

支援員という仕事を認知しているか、承認しているか、そして支援員になった一人一人を認めているか。今うまくいってないところは、それが足りない。支援員同士で褒めあっても口をこぼしあっても意味ないのだ。多少の慰めにはなるだろうけど、間違いなくいい方向には進まない。リーダーや他のメンバーがお互いに「いいね」をつけるシステムがあるそうだが、それもやや近いと言えばそうだけど、何かちがう。

 

今日も朝から支援員さんと繋がっている自治体のグループに問い合わせがあって、私が即答したものの、勘違いしていて、他の支援員さんが訂正をしてくれた。

私「あらーすみません💦」

質問した支援員さん「いえ、五十嵐さん、○○さん、ありがとうございます!できました!」

私「○○さん、さすがです!ありがとうございます」

答えてくれた○○さん「いえ、よかったです!」「ここに資料ありますよ」「こうやってやりました」

こんなやりとりがあって、○○さんはその情報のありかを「みんな知りたいと思うので」とノートに残してくれる。私がいつも完璧じゃなくても、誰もバカにしたりはしない。(バカにされてませんように…)

いつも誰かが一番じゃないから、自分の知識をそこに提供してみて、違っても「こっちだよ」と訂正できる間柄なのは、お互いを認めているからだと思う。それにみんなが必死だからでもある。

 

支援員のマネジメントで困っているところには、どうやってこのお互いを認める形を作っていくかの話をしているが、多くの管理側はこれができていない。だから揉める。

一つ必ずなくてはならないのはリーダーがものすごく手を動かしてるか、リーダーに情熱と愛情があるかも大切だ。

育つチームは人数に関わらず全員がスキルアップしていく。これをもっと色んなチームに広めたい。