【ICT支援員さんのお仕事によるスキルアップの軌跡を振り返る】

こんにちは。ICT支援員さんがこれから増員されそうです。良くも悪くもやることが山積ですが、ICT支援員さんをやってみたい人はちょっとこれを読んでおいてください。

私たちの役割はまだ正直明確になっていません。みんなが好き勝手言ってます。

でも、私たちは少なくとも「学ぶ」ことを理解して身につけている必要があります。

 

学校で支援員さんとして何かを聞かれたとき、私は何をしてきたのか?
はじめの頃味方はインターネットか本屋で立ち読みする本しかありませんでした。本にもものにも投資はしましたが、稼げるようになるまではそこまで何でも買えませんでしたしね。

さて、問題にぶつかった時、先生から全く知らないトラブルを相談された時。学校では何をしなくちゃならないか?というと、

 

①検索する
②試す
言語化する
④教える
⑤記憶・記録する
⑥再利用する
⑦応用する

 

このような工程を決まった時間内で何回できるかを試されます。時には平行処理もしています。学びのプロの先生方にはこの手順は当たり前のことかもしれません。

つまり、単純に、これが繰り返せたらあっという間にスキルが上がります。

 

誰かが質問してくれる方が、自分は調べて新しい知識と技術が付きますから、わからないことを質問されることは自分としては大好物でした。

 

私たちは、ICT支援員だけではご飯が食べらない人も多いから、まったく別のお仕事もしている方がたくさんいます。常駐ではないので、特殊な学校の機器は訪問した時しかさわれません。私も始めた頃はまだ三女が幼稚園で、上に小学生の子供が2人いました。帰れば家事があって、使える時間はすごく限られていました。だからこの仕事ばかりやってるからできるというのはちょっと違います。

でも、私が知っているスーパー支援員さんはそういう境遇の方が意外と多いです。
子育てや他の仕事を犠牲にしているか?といえばそうでもない。

 

ICT支援員さんは、学校でまずコミニュケーションが必要などと言われますが、せめて話しかけやすい雰囲気は作っておきたいですね。

これはまた別途。

 

さてここで、
①から⑤が高速化すれば、その支援員さんにはたくさんの情報が蓄積されます。
支援員さんには会社で雇うなら会社のスマホとかタブレット貸与してほしい。丸腰自前は危険です。

支援員さんは先生や子供に聞かれたら解決策をお伝えする必要があります。


③④があるため、言葉にでき、アウトプットをすることで記憶として定着します。つまり⑤がスムーズになります。
ここはトレーニングが必要でしょう。

 

⑤ができてる人は、⑥ができるから、もうら①から③がいらないので、もっとスピードがアップします。


さらにトラブルに関しては、⑦として、それが発生しないためにはどうすればいいのか?と考えられるようになれば、仕事は簡単になっていきます。
イデアに関しては、他の教科やシチュエーションでも使える技を蓄積できていれば当然引き出しは増えていきます。

 

①②が不十分だと、そのあとは完全にストップですよね。だから検索は無駄にフィルターされず、ネットワークは速くなくてはいけません。同じことが先生にも子供たちにも当てはまるので、GIGAスクールで端末を手にすることは悪いことではないと思っています。スピード重視で。

 

②で検証をすることもとても大切。実機を使う、操作してみる。学校の環境でも通用するか試す。どの端末でも可能か確実にできるパターンを探すと同時に、できなくなる条件なども見つけられます。
私は個人で買えなかったから、電気屋さんや、学校の休み時間で触って覚えました。

 

③と④は、言葉の力が試されます。
マニュアル作成をするなら、Officeソフトなどのドキュメント作成能力が問われます。

 

⑤では、また聞かれた時のためにデータを取り出しやすくしておくスキル。古いデータを更新しておくスキル。昔はノートでした。

 

⑥を踏まえて保存形式も意識します。リサイクルしやすい工夫を考えると良いです。
画像にしておくとかPDFにしておくとか。

⑦で、蓄積した情報を組み合わせたり、出会った条件に当てはまるよう工夫をします。
また、トラブルの場合、②でどうしたら起きないかがわかれば、予防の対策を提案できるかもしれません。

 

このサイクルがスーパー支援員さんを育んでいるものですが、今圧倒的に足りないものがあります。それが、
【⑧共有する】です。他の先生に共有、こどもたちに共有、管理職や委員会にも共有、支援員さん同士でも共有。


多分これまでの学校ICT活用の推進がうまくいかないのはここが止まってるからです。支援員さん同士もそうですが、学校内でもやってる先生と未経験の先生が極端なのは情報が届いていないのも一つの原因ではないでしょうか。

そして、「やらねばならない雰囲気」も必要です。いつまでも自分だけはやらずにスルーなんていうのは学校全体をストップさせかねません。

 

これから必要なICT支援員さんを十分に機能させるには、これらの体験を通して自分で蓄積していく、「学ぶこと」のステップを身につけていない人には、事前に教えたりトレーニングしておく必要があると思います。できる人も、このように言葉にして仕組みを理解すれば、教員研修もある程度トレーニングすればできるようになるでしょう。


ICT支援員さんは学校のICT活用のプラットフォームを作る人になってくれたらいいなあと個人的には思っています。

他にもこれができたらいいよ!っていうものは出てきますが細かいものはまた追って書いていこうと思います。

 

【iPad研修してきました】こんな研修いかがですか?

昨日の研修会、私の方にはもう何週間も前に日程連絡きてたんですが、何故か現場には今朝連絡が…慌てふためく先生方。

 

事前打ち合わせは少ししましたが、やりたいことや聞きたいことやたくさんあるし、iPad使ってる先生とまだあまり…という先生の差が大きいのが悩みということで、こんな研修をしてみました。

Facebookで書いたら思いの外悪くないようでしたのでこちらにも転記しました。

よろしければお読みください。

いつもながらの殴り書きです。いいまわし等怪しいのは皆さんの頭で良い解釈をw

 

【激長ですみません】読みたい方だけ
今日の研修報告。

本日のiPad研修は、導入からまだ数ヶ月、もう結構やってるよ!っていう先生と、まだあんまりやってない〜どうやるのー?っていう先生ごちゃ混ぜで、しかも、研修の連絡が、委員会から行ってなかったらしくて、急な開催になってしまいました!💦
なのに、20名近い先生がお集まりいたたいたので、せっかくですから、ちょうど考えていた、一斉でもグループワークでもない研修をやってみました。

どんな研修か?って言いますと、この学校はもうすでに何人かは触って授業をしているそう。
研修って、個別の質問は最後にやることが多いですが、初っ端から質問タイム!みんな一人一台iPad を持って聞きたいことを質問してもらいます。
最初はちょっと設定が悪いところなどが出てきたので、まずはすべて記録してこれは報告。なるはやで対応。

次にアプリの使い方。「iMovieで、編集したんだけど撮ったビデオの音が小さいんです。」
「では、先生のファイルを見せてください」と、プロジェクターに繋いでみんなで見てもらいました。
プロジェクトが表示されると、おや?動画が読み込めずびっくりマークが。
「あれ?保存されてたのに?」
いきなりいい展開です。なんとラッキーピンチこそ覚えるチャンス。

「先生、その元の動画はどこにありますか?」「カメラロールにあったけど、もういらないと思って消しちゃいました」
ここで、iMovieはプロジェクトの状態ではまだカメラロールの画像や動画を参照してるため、消してしまうとプロジェクトからも消えてしまうことがみんなで確認できました。「先生、このエラーを出してくださったので、みなさんにいいお話ができました!」
※ちなみに、消してしまった写真は、最近削除した項目にまだ残ってます。復元をするとプロジェクトも復活します。
はじめての方のためにちょっとだけ動画を取り込んでプロジェクトをつくるところをやっておきました。

では、話を戻してビデオの音。たしかに最初のオープニングでかかるBGMはすごい大きな音なのに、ビデオの声は小さい。
見回すと一人の先生が隣の人に音声メニューで調整できると説明していたので、「あ!先生、さすがご存知ですね?よろしければ前に来て今おっしゃっていた操作を私にも見せてください」と前にきていただき、音が大きくならないという素材がある、iPadで音量調整の仕方をご披露いただきました。この先生はかなり実はやっていらして、音やビデオのカットや音量調整の工夫まで、お願いしてなくてもたくさんご披露してくださいました。「おーー」「なるほどー」と声が出て、最後は拍手も出ました。

次は「こっちのiPadで撮ったビデオを私のiPadで編集したいんですけど。」するとあちこちから、「あ!それはAirDrop!」と声が上がったので、「では、やってみましょう」と声をかければすぐにできる先生がその先生に教えてくださいました。

他の何人かも知っているけど、やったことなかったそうで、「未体験の方はいますぐここで実際にやってみてくださいねー」と声掛けしてAirDrop大会になりました。「写真だけでなくページやファイルも飛ばせた!」と改めて自分でやってみて、うなずいておられました。この調子で出てくるアプリの基本操作を私が補足しつつ、色んな先生にやってること、つまずいてることをシェアしてもらいました。

一通り質問が終わり、次はもう授業でバッチリやってるよ!という先生の事例。Keynoteでプレゼンテーションをやりましたという先生にご自分のiPadを持ってきていただき、児童の作品をお披露目していただきました。
「調べ学習でお題をいくつか出し、それぞれが知りたいことを各自で調べて、まとめを発表するんですが、発表からの後でみんなで使えるデジタル辞典を作ろうとやっています。」
そのスライドを見せていただきながら、
「この写真はどうやって貼ったんですか?」と私から質問をして、みんなの前で、こうしてこうしてと操作を見せてもらいながら、他の先生も自分のiPadでやってみる。「お、わかったわかった。Keynote簡単だ!」と声が出ます。

さらに、動画が張り付けてありましたが、この動画が、ただのカメラで撮ったものではなく、「画面録画」。
キターーー!みたいな。早速そこで止めて、「先生、この動画どうやって作りましたか?」と質問して「撮りたい画面に来たら、上からこうやってコントロールセンター出してー…」と画面録画の手順を示して、ほしい動画を撮って貼るまでをやっていただきました。
補足としては、コントロールセンターは右端辺りから真下に引き下げること。
画像はカメラから直に貼れるので、そのやり方、手書きを加えられること、そしてみんなで音声入力もやってみました。
(本当はclipsやるつもりだったのに、何故かアプリが消えてしまったらしく、今回は断念)さすが先生、すごくいい活用されてます。

次にやはりKeynoteですが、2年生の物語を作る授業で、虫や小さい生き物が住んでいそうな場所を探して、お気に入りのシーンを小さな生き物の目線で撮影して、それを背景に自分で手書きのキャラクターを少しアニメーションをつけて物語にする。というものでした。
「画面上で描く手書きのキャラクター、時間かかりませんでしたか?」と聞くと、その学年の先生はみんな、「全然大丈夫でしたよ、5分もあれば準備できました」
「普段なかなか描かない子も積極的に描いてました。」

そこで何よりよかったのは、「デジタルで書くと、やり直しが簡単で、大きくしたり小さくしたりも簡単。コピーして増やせるし反転もできるし、とても早く完成できていました。」とご説明があったこと。
これ!まさにコンピュータだからできることですよね!私なんか紙に書いてても左手がCtrl+Zの動きをしてしまいますからね。

また、「毎年やってると、物語はなかなか作れなかったり、セリフ入れて!ってしつこく言わないとセリフが入らない子が多かったのに、今年は写真を撮って、そこにキャラクターを描ける、置ける、動かせるというのが、とても子供達によかったようで、自然とみんな言わなくてもセリフがどんどん書けて、驚きました」とのことでした。次はアテレコもしようと思っているそうです。

最後はビスケットでゲーム作りをたくさんしている先生の発表で、子供たちが作ったゲームと、どうやってつくるのか?シューティングとドライブゲームを紹介してくださり、充実した研修になりました。

自然に同じ学年の先生同士で、「これってうちのクラスでもやるにはどうしたらいいの?」とか授業で自分もやってみたい!とう意欲が感じられてますます楽しみです。

おまけですが明後日授業参観ではじめてビスケットやる先生から色々ご質問があって、心配そうだったので、明後日も同じ自治体の別の学校に車でいくので、ちょっとここに再度寄り道して、準備と先生の練習におつきあいする約束をしてきました。

「うわー!やったあー!それなら安心してやれます!」と言って喜んでいただけました。他の先生方も、「えーいいなー」と集まって何やるの?と情報交換ができました。こんな風にみんなで、自然に事例やアイデア、それだけでなく、「なぜ、この実践がよかったか」「どの単元の授業で、目当ては何で、それを、このICT活用のどこで達成しようとしているか?」なども織り込んでお話をしてもらいました。やっぱり先生には絶対敵わない。面白いしかも納得のアイデアが満載でした。
この情報を他の学校さんに事例としてご紹介してもいいですか?とお聞きして、許可をいただいたので、授業案と作品サンプルを作ってみようと思います。

 

写真撮影禁止とか動画撮らないでとかいいますが、私もあまり動画は撮られるの恥ずかしくて苦手。ですが、文章も悪くないみたいです。

また書きます。

 

 

寝た子を起こす気はないけれど「ICT支援員」という名称を変えてほしい

こんにちは。このブログはいつもiPhoneの画面からフリック入力で、思ったままを書きなぐっております。心の叫びです。勢いで書きますので、ツッコミがあればぜひ。そして、こうするといいかも?ここがダメかも?というご意見は本当にお待ちしてます。

まずは、連絡先。info@pa-rana.com

コメントにしないのは、正々堂々お話をしてくださる方と会話したいからです。

 

そういえば、先日のブログを読んで仲間になりたい!と言ってメールをくださった方が何人もいらして、もう泣けました。ここでお礼を言います。ありがとうございます!

 

いろんな人がいて、クレームついたり、もちろん捨てメアドで書く人もいるでしょうけども。そこまでしてクレームだったらそれはそれでご興味をいただけたということでありがたいことです。

 

さて本題です。会社を起こすことにしました。

まだ色々ありまして、準備中ですが。

儲からない業界へのチャレンジです。

皆さんはICT支援員さんのことどう思っておられますか?

 

現状、「ICT支援員さん」っていう仕事は、「支援」だから「手伝い」だよね、ということで、つまりアシスタントや、「副」で何か責任を持つ仕事ではないから当然メインよりは安くて当然という見解なのだろうというのが、会話や文章の端々に見て取れる。私にかけられる言葉も、憐まれてたり、明らかに下に見られているのがありありとわかり、そういう人に「なぜ関係ないあなたに私は見下げられたり憐まれなきゃならないのか?ICT支援員の仕事を少なくとも私は、誇りをもって全力でやっている。この仕事は本当に手加減せずにやっていいなら間違いなく結果にコミットするどこかの企業のように人を変えられると思っている。そしてそれは日本を再興できると信じている」と言ったとしても、やはりそういう考え方って下に見てる人間からいくら聞いたって、響かないのが人の性な気がする。

 

この教育業界だからこそ、その人が「人」を、「人が誇りをもって人のために働くこと」を大切にする人なのか、どんなに肩書きが偉くなってもどんなに他人が崇めていても、会話して数秒で、この人とは言葉では理解し合えないとわかることがある。口先で私と対峙した時だけ感じよくても、この仕事をばかにしてるかどうかは透けて見える。

これまでも何人もそういう人に出会っている。その人たちは私たちだけでなく、周りの自分に頭を下げる人を全て馬鹿にしているのがわかるから、申し訳ないけどわざわざ理解してもらうために大量の言葉を使って解説することはない。だって相手は理解したいと思ってないからだ。

【人は望んでいないことを受け入れない】

これが真理だと思っていて、だから「支援の心」は相手の望むことをじっくり読み取り、様々な方策を立てなくては受け入れてもらえないということを知ることだ。

直接その人から見返りをもらおうとしてはいけない。「支援の心」を持って全力でやったことは、必ずどこかで自分の糧になる。

風が吹けば桶屋が儲かるくらいの勢いで遥か遠くから自分に恩恵がもたらされる。それはどんな心で仕事をしているかにかかってくる。

 

しかしながら、今日本はICTの力を拒否し続けて、こんなに貧しく情けなく自己肯定感のない国になってしまった。それをなんとしても変えたい。ヒントはICT支援員を苦労しながらも、待遇が悪いと思いながらも、それでもやっている人たちの多くは、「進化した人間」が多いことに気づいたことから得た。

 

もちろん本人に自覚がない人も多いけれど、なぜ進化した人間だと感じるかといえば、これまで、支援員の心得などのスタートアップ研修をやってきて、初めて会う10数名の支援員さんに研修をしてみて、「必ず成功する支援の心を持っている」と思う人が本当に多かったからだ。一般的に出会う人も私はたくさんいるのだけれど、その中でも本当に多い。動いていないだけ。今こそこの「進化した人たち」の力を借りて日本を変えたい。

そのために「ICT支援員さん」に「もう一つ」権限を与えてほしい。それは、強く推進して良いというお墨付きだ。やらない人はやってもらうために動いていいよという後ろ盾だ。

 

なぜなら、支援する先生、その先生個人がICT活用をやりたくないならやらなくていいのはあくまで本人のために使う部分のみだからだ。プライベートでは原始時代のような暮らしがしたければそれでももちろん構わない。

自給自足は一つの課題でもあるからだ。素晴らしいことだと思う。

しかし、貧困に陥った日本を変えるには教育を変えなくてはならない。これまでは「ICTを使うことが目的じゃない」とか「ICTはただの道具」だとか、そんな定義を口にできるのは本当に使って、失敗した人だけだ。「あ、失敗した」と感じたのがICTのせいではなく、自分のせいであることを感じるような失敗経験がある人だと思う。

そしてその認識を持って、成功経験をした人がこのセリフを言っていいと思う。

やらない人にICTをディスる資格なんかない。

 

教育を変えていくために一人でも多くの先生方にICTによって変えられる学びがあり、ICTによって救われる子どもたちがいて、ICTによって救われる保護者の方々がいるから、そこから逃げないでほしい。すくなくとも学校教育はこれを変えるにふさわしい全国にこんなに拠点があるすごい組織だからだ。すごい組織の人たちが、すごい役目を放棄しないでほしい。このみんなにやってほしい、私たちが推し進めたいICT活用は、やたら目立つパフォーマンスでこどもの目が輝くとか言ってるようなやつではない!そんなのをあなたにやってくださいなんて言ってないのだ。これだけはわかってほしい。

魔法のようにタブレットをササっと操作して、かっこよく見せるエフェクトまで準備して。そんなのじゃないから安心してください!お願いします!

 

ちなみに最近自分はICT支援員さんではない。たまにしか現場で授業支援するチャンスがなくなったからだ。研修講師と運用コーディネーター(この名前は私がつけたんだけど)の仕事がメインだ。

この仕事は支援員さんよりずっと楽だと思っている。はっきりいって、現場で毎日支援をするのは恐ろしい。いかにこれが恐ろしいことか。だから今私は、現場にいる人には知識も技能も多分敵わない。頭が下がるし、力を借りたい。私が支援員さんたちにできることは、立場の違いで見えることがあって、それを伝えることだ。現場視点でずっと暮らしていると、先生方の視点に立つ場合と、ICT支援員という視点に立つ場合が多い。時には保護者視点になることがある人も結構多い。
前者は先生と仲良くなって、先生の悩みや苦しみを目の当たりにし、感情移入していく。現場の声を聞く時、それも「こんなもの使えない」これをぶつけられるのが我々だ。苦しい。自分はなにも悪くないはずなのに、ICTを導入しようとしている側に肩入れをして促進しようとしている側だからだ。

 

ここからは業者の方に聞いてもらいたい!GIGA前の現場はもうそれはそれは酷く、原因はそれこそプアなネットワークの上に、無神経にネットをガツガツ使って動作するアプリが導入されているせいだったり、そもそも不良品なのでは?と思うような動作の不安定な機材やアプリがβテストか?というくらい平気で入っている。また購入する側と、売る側の機能面での認識がずれている、動作に必要な要件の認識がずれているのが原因だったりもする。

さらに設定もどう設定すべきか、使う人の立場に立って設計されておらず、ほぼデフォルトでインストールされていたり、現場の指示が隅々まで届いていなくて、設定ぬけや、設定ミスが頻発している。これは指示する側も、わかっていない場合と、わかっていても伝え方が適切でない場合と、受ける側との関係が良くないからお互いすり合わせをせず、「言われからやったんだ」という責任転嫁などの多くの原因からなっている。そして、使え使えと言う癖に、何にも検討されていないフィルタリングや復元。フィルタリングや復元は、丁寧に設定したら本当は役に立つもののはずだし、必要なものなのに、それを台無しにしながら現場を縛り続けてきた。

これが銀行や駅などのシステムだったらどうだろう。一つのミスで大事件だ。テロに近い。

でも学校だからこれがある。だって「どうせそんなに使わない」からだ。そして動かなくてもまあちょっと怒られるくらいですんでしまうからだ。しかし、それは現場と直でやりとりする私たちICT支援員さんや、研修講師は、真正面からぶつけられ、自社や委員会の悪口を聞かされそれに反論もできないし、すぐに直すにも故障でない限り仕様書とちがうことを、個人で修正はできないのだ。ものすごい悪口を私たち支援員さんは基本そのまま委員会や業者に伝えることはない。報告書などに「こんな障害がありました。」「こんなお声が上がっています」くらいは丁寧な言葉で書くだろうけれど。おかしいところをICTの力とICT支援員の力で集めて検討してアップデートしてください!!!そして現場にフィードバックしてください!!!

 

毎日浴びせられるどうにもできないクレーム、自分のせいでないクレーム。

今やりたくない人、自分のやり方でしかやりたくない人にとってこれは格好のターゲットであり、言い訳なのだ。こうして、どんなに予算を割いて導入しても使われなくなる。

この情報がまず学校内、もしくは現状把握している委員会内でスタックしている。

 

クレームを言われたことがないと言う支援員さんもいるだろう。よほど順調で潤沢でうまく稼働している学校なのかもしれない。

それならそのノウハウは本来他の学校にも広まってほしい。なのに学校は完全にそのノウハウを外に出さない。というか頭にない。なんというか、学校は公的機関なのに、なぜ自分の学校だけよければそれで完了なのだ。公的な機関なら国がよくなるために、かっこいい公開授業や輝かしい表彰状ではなく、生の、本当のノウハウをなぜ共有できないのか。

そこに入っている業者の考え方は公的機関ではないからもあると感じる。自分の企業が成功すれば、他の自治体の入札も自分が取れる。ここは競争社会だから、成功したメソッドは誰にも見せない。支援員さんたちもその「社外秘」という言葉を曲解していて、同じ会社ですら別自治体だと情報は隠蔽される。

競争のために「社外秘」とすべきことと、自治体の安全のために「セキュアな情報」とすべきことと、学校の安全のために「公開してはいけない情報」と『特になんでもないこと』をもっと適正に分けていかないと、本当にもう絶望的にお話にならない。延々と車を回し続けるハムスターのようだ。

「こんなすごい実践をしました!!!こんな使い方は見たことがない!革新的だ!!」って書いてあるけど「いや、もう10年前にそれやってるよ…」みたいなそんなディスり合いも悲しい。ICTは機械のことでもロボットのことでもプログラミングのことでもなく、「情報」を「相互通信」する「技術」じゃないのか?

私間違っているだろうか?

 

この莫大な情報の流れを私たちICT支援員の力を合わせて、整えて機能させていきたい!

これが本命だ。そのために、先生の背中を押していいよ!というお墨付きと、大事なことは業者さんたちや委員会さんに適切に伝えられるスキルと表現力を身につける訓練がどうしても必要なのだ。だからこれから増えていくICT支援員さんをGIGAのために仕方ないからと適当に入れ、機能をさせず、一応5年もやれば文句言われないだろうから打ち切りにし、なんの効果も得られない上に支援員さんたちは仕事を失う。スキルも伸びなければ、安すぎる賃金と重労働で、出てくるのはSNSへの悪口や愚痴。

何一ついいことは起こらない。そうやって、この仕事は機能を封じられたまま、「ICT支援員なんて儲からない」という不名誉を着せられて、どんどん市場価値が下がってしまっているとすら感じる。

 

この最悪な状況を必ずひっくり返して、すべてを機能させれば、私は学校現場から日本を変えられると信じている。

すべての学校が「新しい学校」になったらそれはもう新しくないよね

NHKあさいちを見て、広島にできた新しい公立学校の校長先生がご出演され、その取り組みが特集されていた。民間から横浜の校長になり、そこから抜擢されて広島の教育長に抜擢され、全寮制の学校を作られた。業界では有名な方だ。

 

新しい学びを目指す教育業界の隅っこにいるものとしては、最近注目され、次々と生まれるこう言った新しい学校に、ただ単純に「すばらしいーパチパチパチ」と思うだけでは思考停止だなと思い、少し考えてみた。

まず初めにへそ曲がりの自分としては、「学習規律」も合理的な見直しが必要なだけで、学習規律が悪いからなくせ!というわけじゃないと考えている。

 

⚫︎なぜ社会で生きていくのにさまざまな年代が混じるのに、学校は横並びにするのか
→縦割りクラスを実施これは大賛成。

私がご縁があって毎年訪問している福島の幼稚園がこの縦割りですばらしい教育を実現している。その効果や意味が体感できているから納得だ。


⚫︎その時学びたいやりかたで
→座っても立っても寝転んでも
→紙でもタブレットでも
これも娘たちに聞いたら「正しいと思う。これがいい」ただ、娘たちはこれまでのように全員座って紙のドリルに取り組まされても、死ぬほど苦しいというわけではなく、つまり馴染んできた子供だ。(学習方法合ってないことに気づかなかったから算数が苦手なのかも知れないがそれは今更言われてもである)

 

これまでのように、ドリルなどをやるときは、静かで一人で考えたい人だっている。教えにきたりお節介をされたくない子もいる。これまでのスタイルの方が能率良く学べる子だっている。そして、それを古いとか悪だとか単純に振り回されることこそが、思考停止だと思う。

 

構われたくない集中型の子は、ちょっかい出したり騒ぐ子が教室から摘み出されると、「平和が訪れた…」と感じていたはずなのだから。

摘み出される子にも言い分があると考えるあまりそちら側に加担しすぎて、じっと待っている子たちには「待ててえらいね。ありがとう」なんて言ってはもらえてないんじゃないだろうか。


⚫︎こういう学校が拡がれば良いか?
→それも、やはり子供に合わせたものであればこれに限ったことではない。

この学校の校長先生がこう語られたことが個人的には嬉しかった。近頃「多様性」が叫ばれているが、安易にこの言葉を振りかざす人が増え、逆に偏った「多様性」だと感じることが増えているから。先生は教えない!とかいうけれど、尊敬する人に教わりたい子だって居ると思う。


⚫︎好き勝手なことをし出す子がでませんか?
→好き勝手をしていいという意味ではない
気になるのは、この学校が公立でありながら選抜だということ。

算数ドリルの時間に部屋でジャンプしてドリルはやらない!と言ったらどう対応するのかを知りたかった。選抜だからそういう子はそもそも入れないのではないのか。そこまでの舞台裏は見えなかったからここが疑問として残った。

 

つまり、これはこれで、ルールはあると思う。それがここの「学習規律」なのではないか。
身体的に非合理的な全員背筋を伸ばして硬い椅子に座って…というのは学習規律としてそれがそもそも「できない体」の子には拷問だろう。
でも、同じ学校内に通い、同じ制服を着て、決められた時間には英語で話すことがルールとして存在してる。何にもないわけじゃない。算数の時間にその部屋で走って身体を鍛えてます!という子は見当たらなかった。

 

学習規律をそれこそ非合理的に、裏付けやビジョンもなく全部なくせ!と言ってるのではないのだと言うことが伝わらないと、これまで学習規律を一生懸命守ってきた保護者や子供、つまりそれを我慢だとしても守ることができる体と心がある側の人間はそれによって学習環境が守られてきた人もいるのだ。

 

そう言う視点で、これまで我慢ができていた注目もされず支援もされない、派手にはしゃいでJKの典型のように思われるタイプでもない。かといって暗くて友達がいないというわけでもない、そんな我が子たちのような子供はどっちの教育スタイルでも構ってもらえないでいる。だから、「合わせる」ことに長けていくのだ。

本当の多様性を受け入れる社会になった時、我が子たちは自分の道を選べるか心配した。

結論から言えば、3人とも成人した私の娘たちは、逆に

【仲間を募集】GIGAの騒ぎを現場から眺めるICT支援員のホンネを吐き出す

GIGAで賑わう文教業界、ニュースにもなってさすがにICTをスルーしていた先生方もこれから来る混乱と大変革の波を感じておられるようです。

ところで、私のようなまあ現場でジタバタ日々を過ごす支援員さんをサポートしたり、教員研修を担う立場で言わせてもらうと、「GIGAって子供達のためなんでしょう?」と首を傾げることが増えてきました。
すこーし上を見上げて眺めていると、Microsoft Google Apple、それぞれに味方する大人の戦争みたいだなぁと感じております。

まあこれはプログラミング教育以前からあったことですが、特に今回は動くお金が大きいので当然ではあります。

また、それを先導?後押し?あいのり?する方々は、「自分こそが正しい」「ほら自分が言った通りだったろう」「自分こそが影の立役者」という名誉のためなのか、「間違ってたというわけには絶対にいかない」というプライドのためなのか、そういう心根が見え隠れするような動向も多く見られ、「影の立役者」なのにせっせと表にアピールしてる人がまあ多い。

本当に未来の子供達を思って動いている人は一体どのくらいいるのか、いや、いるのかな?と疑ってしまうのです。入れてしまえば名誉は保証され、あーやれやれでしょうけど、GIGAの本番はそのあとですよね。


私(研修コーディネーター兼支援員さんのマネージャー)を含む支援員さんは、各自治体やそこにアドバイスしに行く外部の方々の思惑によって、ごっちゃごちゃになってそれが降りかかってくるので、現場の配備を待つ先生や子供達に一番近いといえます。しかもやっすい賃金で、たった一人で、何もまともな権限が与えられないし、何の責任もないのに、「何とか使ってもらわなきゃ…」というなぞの重圧と、「こんなの使えない」「かえって仕事が増えた」という先生形からの冷たい視線や、「使いたいのに…なんとかして!」「壊れた」「繋がらない」「プログラミング〜…」などという下からの突き上げとに挟まれて、おそらくスタートから1.2年は地獄しかないなと思ってます。

現場に入ってこの地獄にさらされる支援員さんたちほど、純粋にこのことを考えている人たちはいないかもしれません。だからこそ、支援員さんは今こそ一つにならなくてはいけないと思っています。企業の手先でもなく、個人プレーで一人勝ちのチャンスを伺うのでもなく。「GIGAスクール」が災難になるか恩恵になるか。恩恵になるべきだと思うからこそ、ICT支援員にこれをしてください!という明確な業務を国がもっときちんと考えてほしいのです。

※仕事を機械のように一律にしようとか言ってるのではありません。ここ、いつも勘違いされるので、断っておきますが、「現場に寄り添う」という言葉を安易に使わないでほしい。そういう属人的なイメージ戦略は、学校ごとのステレオタイプに合わせるということと勘違いされて、冗長化していくのです。それが今のICT支援員さんの実情です。

 

養護教諭と我々はすこし似ています。やってはいけない、できない業務と隣り合わせだけれど、ちゃんとエスカレーションできるところがあり、しかし、判断力とコミニュケーション能力が問われ、スキルアップとアウトプット、それによって学校が正常に(清浄に)保たれています。

我々の仕事は、これまで数が大して配備されない、なんちゃってICTだった自治体は隙間産業でよかった。むしろやることがなくて雑談に時間を潰してる人もいたかもしれません。

私も学校に行ってもパソコンルームでぽつんと一日中を過ごしたことは何回もあります。

しかし、一方で一人一台を既にやっている私立や特別な学校は、支援員さんはほぼ校内SEであり、本来担うべきでないセキュリティの高い個人情報を当たり前のように任される(扱うではないです)ところに配備されてしまいます。

これも経験があります。これやって良いのかな…と迷いながら学びながら携わり、その時の仲間は結局名前を変えてかなりコアな個人情報を扱う場所に置かれていますが、すごい低賃金です。

 

さらに私立の場合業者の窓口にまでなってるケースがあり、その場合よほどバランスが取れる人でないと困ったことが起きます。そして私立の場合、管理の操作に慣れたその支援員さんを引き抜きにかかるということが頻発しています。もちろん最初よりは多少良い条件で雇われる方もいます。それはそれで本人は良いのかもしれません。私も幸せになってほしいから、個人のことを思えば引き抜かれていくのは悪くはない。けれど、その業務内容に問題があるのです。

セキュリティやネットワークの資格を持ち、多くの経験やスキルを待つ専門的なSEさんが本来いただく金額と支援員の給与は、大きくかけ離れています。そうなると、本来のスキルや考え方、立ち位置を理解して立ち回れる高スキルの方々が、高いからといって値切られたりすればどうでしょう。安い人材に無理を押しつけていき、1人でできるものを安く3人雇っても、かえって仕事の質は下がらないでしょうか?
雇用って、そのスキルが足りない人にも与えるべきという、雇用されたい人に合わせて、仕事の質を下げていくので良いんでしょうか?

AIに仕事を奪われるってあれほど言われているのに、奪われない仕事に、何も与えず無理やりスキルがない人をあてて、何の意味があるのでしょうか。

インシデントって、機械による、ソフトによるもの以外に一番大きいのは人によるものだと思っています。
ちゃんと育てる時間と資金を与えてもらって、高い品質の人材を雇用するべきところに雇用する。配置する。

必要だから、重要だから、自覚を持って守ってほしいことがあるから、それに見合う人をそれに見合う賃金で雇うことが本当は必要なのではないですか?


激安で雇われ、どんどん辞めていく支援員さんと、こうした校内情シス直接雇用の支援員さんとではまったく異なる業務になってしまうため、「ICT支援員」という仕事は各先生の勝手なイメージでその理想像が作られてしまっています。
かく言う私も、何が本当のICT支援員さんの業務なのか分からなくなる時がありますが、それは、我々が本来やらない、「ハードの修理」「仕様変更に伴う大きな改修」「セキュリティに関わる環境設定」「大規模ネットワークの構築」「セキュリティの高い校務システムの構築」などを任せる専門職を各自治体が最低でも一人は配備していることは常識ではないのでしょうか。そして、現地で動けるだけの力と人がいる保守体制にお金をかけるべきではないでしょうか。役所の情シスの方がやるのかもしれません。しかし、役所の動きと、学校には違いがあります。教育を理解していて、スキル的にも信頼できる、そういう方を行政内部に高待遇で置けたら…。

 

そしてもう一つ、修理などに関しても、今はとにかく新しいものがどんどん出ていて、新しい小さな会社が続々と生まれていますが、売る方は自分たちの考え方で物を作ります。

保守を任されるひとたちはそんな各社独自のロジックまではわかりません。プログラムが本当に人によるので、仕組みがわかりづらい。単発で動かしたらうまくいくのかもしれませんが、学校は多くのそう言った、言い方悪いですが「その会社本位のシステム」がわんさか溢れています。互換性なんて無視されていたり、自分の所のソフトが最上位にあって初めて動くようなものもあります。それなら、各社ヘルプデスクをしっかり準備してほしいのです。「Webを見てね」で終わりのサポートなんて悪いけど探すなだけで気絶しそうです。検索かけても出てこないし。

アップデートでどんどん変わっていくOS。

そのために、ソフトウェアもアップデートしないと動かなくなる。ネットワークが不安定になったり、インフラの機器に問題が起きていると、さまざまな障害が発生します。困った時に、使えなくなって不満そうなお顔を直接見るのは誰だと思いますか?私たち支援員です。

電話で文句を言われるよりはるかにきつい。

陰で言われる各社への悪口も、生で聞きます。悪いけどそんなのをエスカレーションする契約はしていませんが、業者のイベントや研修にはそこの信者しか来ません。現場の苦しみを直接共有するのがわれわれなのです。

 

「なんの責任もない」とどこ吹く風でいられるでしょうか。何もできないと「使えない」と陰口を叩かれ、何が必死で対応すれば喜ばれはしますが、原因究明は本当に至難の技です。

かなり裏技必要になったり掟破りも出てくるでしょう。

何もできない苦しみ。それをエスカレーションできるちゃんとした体制と、チームワークなくして、この仕事はなり手がいなくなっていくでしょう。今頃になって「支援員さん50人必要でーす!一人⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎円だよね?」なんて言われて、365日働きづくめの単純計算されて契約されてごらんなさい。いるか!そんな人!生きてるんです。病気もします。家庭もあります。

 

本当に人が足りません。そして、片手間にはできない仕事になります。賃金の保証と、福利厚生と、明確に、何をできるべきか、そのために必要な研修や現場でのトレーニングの時間をください!!

やるべきことは大体把握もしています。伝えたいことが山ほどある。でも時間がない。私と一緒にやろう!と並んで歩いてくださるビジネスパートナーがほとんどいません!助けて欲しいのがホンネです。

 

私の迷いはもっと他にもたくさんあって、ここには書けないまだまだある深い部分、政治的な部分の事情も話し合える仲間になってくださる方を、まじめに集めたいです。

 

ICT支援員さん育成とチームマネジメント専門の会社を起こしたい!今すぐに!

2020年はそのスタートにするつもりです。

もしも、手を貸していただける方がいらっしゃれば、下記にご連絡ください。

 

info@pa-rana.com

 

 

一人一台ICT活用スタートアップはここから!【その1】

そろそろ年度末も近づいてきました。

これまで、「ICT支援員試験対策講座」「ICT支援員の心得講座」「プログラミングお茶会」(LEGOEV3、MESHはじめ、scratch、viscuitなどなど)など、さまざまなことを提供して参りましたが、次年度からは地方にも行けるようになるかもしれません。

新しいことを次年度から独自にスタートしようと思います。
それは、「スタートアップサポート」です。

つまり、一人一台が来た、新しいものが来た時に気持ちよくスタートするための「導入研修」や「校内でやるべき準備」をアドバイスします。それも、現物が入ってきてからどうするか?です。

もちろん私一人で全部の研修はできません。なので、どう各校に研修をしていくとうまくいくのか?をその自治体、その学校に合わせてデザインします。

 

GIGAでリアルにその恩恵を感じて盛り上がってるのは、導入する側と、これまでたくさん欲しかった現場の方たち。
入ってきたらあれしようこれしよう…あれが大変だと想像しているかもしれません。

そういう方が現場に近いところにおられるなら安心でしょう。

しかし、実際は毎回の更新時に、いつも「また新しいのが来た…」と他人事のようだった人たちに、どうやって「やってみようかな?」と手にとっていただけるか、そしてそういう方々が、こどもたちに「さあ楽しもう!」も積極的に手渡せるために不安を取り除くのは、ここからが本番になると思っています。

 

これまで更新時に導入研修ってやっていましたか?たった1度の研修で何かできるわけもないと思っている方も多いかもしれませんね。

何もしないでものだけを配備したところもあるのでは?または代表者だけが話を聞いてきて終わりではありませんか?


何もしないで、入ってくるがままに、この一人一台を各学校の情報担当の先生に今まで通り押しつけておけば「まあ何とかなるんじゃない?使うのは子供なんだし。」とか、もっと良くないのは「どうせまた使わないよ、こどもが壊さないように持ち出しはなるべくやめよう」と縛るだけで、あとは校内の先生に任せっきりになりそうな、そんな心配な学校は、もうさすがにないでしょうか?

 

新しい機器がやってきた時、導入研修がどんなものかによって、スタートラインに大きな差がつきます。
ただ各メーカーの人が来て、機能紹介や体験だけやっていませんか?もちろんメーカーの方々のご協力はとても重要ですが、今更商品デモではもう間に合いません。すでに購入して配備されているのですから。研修は今ある様々な環境をトータルで見て、その現場ごとの設備に合わせて、何が可能でどんなふうに使うと意味があるのかを学ぶことではないでしょうか?
全国に同じものが入るならともかく、OSすらバラバラになりそうです。そして、そこにある周辺設備を加味して一人一台を活用するところまで考えて研修ができるでしょうか?

 

ICT支援員さんがいて、全部デザインしてくれるなら、ありがたいと思うのですが、もしも、支援員さんがいたとしても、そこまでは考えていないかもしれません。そんな時は、支援員さんたちに各校で何を伝えてもらうかが大事です。支援員さんたちにどういう目的をもって機器を使っていくのかを伝えてありますか?

これまでも自分はそう言うことを意識して導入研修をデザインしてきましたが、次年度は、この「導入研修設計」をアドバイスしていくことにチャレンジしていきます!

詳しい内容はまた順次公開していきます。

ICT支援員さんは存続するのか

NHK「逆転人生」みながら仕事中…
これだよ。ほんとリアル。なんとかしないと。支援員さんもどんどんいなくなってしまう。すでに人は全く足り無い。女性が多い職業って、本当にこれだ。残業は無駄にやれば家庭に皺寄せが来る。子供を世話しながら働くのは、時々仕事に心が縛られる。いや、仕事は面白いからこそ、心が奪われる時があるのだと思う。


10数年前初めて自治体のリーダーをやった時は、個々の支援員さんの都合を聞いて、担当校を決めたり、一人一人の通勤経路を調べて、交通費の負担を加味しながら担当校を決めたりしていた。自分一人で小規模ならそれはできたけど、だんだん規模が大きくなり、最近はすっかり人が揃わなくて、何とか集めてもらった後に、そこまで会社に配慮して欲しいと頼みきれなくて、ごめんなさいと思うけど、逆にみんなに支えられている。
うまく都合を聞いてあげられていない。
学校は必ずしも便利なところにない。こんなに不便なのに車はNG、交通費に制限があるとか、なんだそりゃと思う。


そして、チーム制についても今はみんながスキルが高いおかげで、普段の質問は、支援員さんたち同士が支え合ってくれているチームもあるけど、それはコントロールが自分の手元にあるところだ。自由なコミニュケーションを許しているところだ。
1番の問題は会社も学校と同じ。制限が多いのだ。以前サロンで喋った時も「それは公式ですか?」「ビジネス用ですか?」と言う質問が来たが、ツールはなるべくビジネス向けを選んだとしても会社はNGというのだ。そのことでは何度も提案しては却下されている。なのに公式ツールは20年前から同じもの。不便なもの以外なにもない。
力を持たないから縛られる。わかっている。自分で会社でも起こせば良いのだろう。
働く時に手足を縛られた中で自主性は出しにくい。
そう思うからなるべく綻びがないようにと提案をしても、「何かあったらどうする」は会社にも多い。つくづく自分の力のなさが残念だ。


テレビを観ていて、自分が子供を幼稚園の延長保育を使って働いていた時や、フルタイムになってからどうやって独りでここまで来たかをあらためて振り返った。今の段階ではICT支援員さんは職業として成り立た無い。一部はこれで食べられている人もいるけど、そういう人はもう支援員じゃないのだ。情シス兼、支援員兼、研修講師兼、修理屋、さらに渉外までやってたりしてる。つまりそこまでやってはじめて食べられる仕事になるのだ。
いや、ここまでやってても食べられてない人もいる。何でこんなに扱いがお粗末なのか。


こんなに悩んでも、漠然と思うのは、ある日突然、どこかの会社や団体の力で制度ががらっと変わったりして、全く違う形になった新しい仕事が作られ、我々のやってきたことなど、苦しんできたことなど、なかったように消し飛ぶ日がくるんじゃないかなということ。それに、世代交代は確実に来てると思う。後5年たったら、GIGAスクールが粛々と進んで、イノベーションとか起こらなくても、「支援員って何を悩んでたんだろうねぇ」と言われるのかもしれない。

 

実はこのテレビ番組の少し前に「アイアンロード」という鉄によるイノベーションについてやっていたのだけど、ICTが農業における鉄のようなすごいものになればいいのに、と感じた。

そのためにはやっぱり時短と品質向上がポイントなんだろうな。改めてちょっぴり何かがわかった気がした。

 

とはいえ、自分にはそろそろ先はないんじゃないかなという不安と闘っていかないといけないわけで。まずはGIGAスクールが始まって、どれだけ自分にニーズがあるか、それを作れるかなのかな。そんなことを思いつつ、明日もまた働くのだけど。