学校にこの夏ICTが導入されたら必ずやるべきこと【その1 機器導入と設定編】

学校でプログラミングの研修だと、まあノートパソコン使うことが多いので、席についてやる、そういうスタイルになりがちですが、今年の夏もおそらくモーレツなラッシュになるICT機器導入研修会は、私の場合、座ってなんて絶対やらないつもりです。

 

10年前くらいまでは実はある意味一番簡単な研修だったPC導入研修会。なぜなら商品紹介だったから。やることは決まっていて、機器の使い方を簡単に紹介するだけ。今からもう15年くらい前に教わった導入研修はそういうものでした。

そこにある事実だけを伝えればいい。なので新人さんも登竜門は導入研修会というくらいの立ち位置。あんまり上手にできなくても、大勢の前で説明をする練習っていう感じでとりあえずOKだったりしました。

3時くらいからやるので、お疲れの先生方のお昼寝時間になってるようなことも、多くありました。つまらないからというより、会場に先に来て寝てる人がいたくらい、どーでもいい、やらされ感満載の研修だったのでしょう。座学でしたしね。冷房の効いた部屋に入ってくるなり、「あー涼しい〜、お姉さん、今日は何やるの?」とか逆に「忙しいから30分で終わらせて」とか、真剣に取り組めば取り組むほど、それはそれは、こんなのやる意味あるのか?という気持ちにさいなまれる研修でした。

 

でも、自分なりにやってきて、気づいたことが多くあり、ここ5年くらいは違います。ICT機器がパソコンルームから普通教室へ飛び出したことで、試行錯誤を繰り返し、ある一つのスタイルが出来上がりつつあります。

寝かせませんし座らせません。タブレットになったので、座ってなくても作業ができるのですから。それに、もうパソコン教室の使い方ではなくなったため、普通教室に持って行って使ってみる方がずっと意味のある研修になるのです。2年前に某自治体にも研修は2回ずつやらせてほしいとかお願いしたことがありました。1回目はベタな導入研修。委員会としては入れたものを知らないと言われては困ってしまうので、全てを一旦先生方にご覧にいれる必要がありました。

これも、やはり10数年前の導入研修で現場に行ったら、前の代のプロジェクターがまだなんとビニール袋に入ったまま新品で使われていなかったり、導入から4.5年経って研修に行ったら、とっくに入っていた電子黒板の存在すら知らない先生がおられたことにも端を発します。ソフトもハードも「えっ!うちにこんなのあったの?なんだぁー学校で買っちゃったよー」なんてことも。無駄無駄無駄ァー!!!

だから導入は必要なのです。まあ集まらなくても、入ったものがちゃんと周知されるようなシステムにしてほしいところです。例えば校務のパソコンから見ればいつでも資産が一目でわかるとかね。でも、そもそも興味がない。そうすると見れるけど見ない。で、同じことの繰り返しです。だからやるんです。

 

そして、2回目は活用研修。入った機器をその学校ごとにどこに設置するか、どう使うかを体験しながら考えていただくワークショップ的な研修です。備え付けならいいのですが、未だに校内で数台ずつしか配備されなくて、持ち運んで使うものが多いですから、どうやって設置するのか?どうしたら早いか?使うとどんな効果がありそうか?どこに保管するか?など様々な具体的なことを、先生がみんな揃っている場で一緒にやります。動きの速い教頭先生などは、学校独自の管理に必要なシールとか入れ物とかを買うためにささっとメモして、「これとこれはすぐ買いましょう!」と動いてくださいます。普段の動線も一番知ってるのは現場の先生なのですから、安全で保管しやすく、そして授業の時に使いやすい場所や、設置した時にどんな感じになるかは実際にやりますので、もっとこの辺がいいかな、こっち向きがいいかななんてことも一緒にやります。いつも言いますが、動かしてしまう可能性があるものは、ベストのポジションでばみって置くことを伝えます。また、設定が必要な場合、設定値をメモしておきます。決まった場所に置いて、数字でささっと指定すればいちいち微調整する必要もありません。これは備え付けになるものでも実は同じです。小学校なら各教室でその先生の使いやすい高さや角度、中学校なら、なるべく全てのお部屋が同じ環境になることが望ましいでしょう。これは、小学校が今後もしも教科担任制になればやはり中学のような形が使いやすいと思います。

これらの作業は、できるかぎりグループに分かれて、多くの先生が触れるようにします。

何度か過去にもFacebookやその他のメディアに書いていますが、一番大事なのは、できる先生を先生にしないことです。つまり各グループに配線や設定ができる先生を分散してしまうことが多いと思いますが、それはやりません。苦手チームと得意チームは分けます。苦手な人!と言って手を挙げてもらい、チームにします。こうすることで、まずさっぱりわからないという人には自分たちで相談して説明書(導入テキストに設置の仕方をわかりやすく書いておきます)を見ながら、そこでその線はなぜそこに挿すのかなども理解しながら自分の手で設置してもらいます。大人も子供も一度やった方がいい、生活にも直結する知識です。それから逃げているうちは、学校のICT化なんて実現しない。

こうして、できる限り全ての先生が、自分ごとにしていただく、そういう導入をします。

 

でもきっとこんな研修をやっているところはおそらくまだ多くないと思います。すごく手間がかかる研修です。一つの自治体だけではないので、2年前は、36校2回ずつとか、50校とかそういう単位のお仕事になりましたので、当然一人では回りきれません。この研修以外にもプログラミングなどの研修がとても多いためです。

そのため、研修講師を別途5〜6名からもっとたくさんの時もありますがこのためにアサインします。しかし、この人たちにも同じような導入説明と、活用ワークショップをやってもらうためには、また下ごしらえがモーレツに大変です。事前準備のための手順書、注意事項、話の運び方などを現地で何度も試しながら、丁寧につくります。そして出来上がったものをメンバーの前で一度やってみせて、あとはシナリオやマニュアルを渡して任せます。

 

事前の下ごしらえがないと、この研修の目的がわからなくなるので、目指すものを明確に示して、やるべきことは文書にしてあとは各自の力に委ねます。(スキルによってはかなり手取り足取りになることもありますが)

ここまでやってようやく始められるので、この夏はもう恐ろしい数の案件が待ってることがわかっていますから、なんだか怖いです。

 

でも雇ったインストラクターさんには、「ああーこのくらいならできますね」とか余裕みたいな顔で言われちゃう事も結構あるんですけどね…まあ、一般的なインストラクターはシナリオなどが決め打ちのことが多いですから、初めて会う人は、私が喋るところしかやってないと思ってます。仕方ないので、「そうですか、それは頼もしい、よろしく!」と任せますが、そういうものの言い方をする人は、自信過剰にならず慎重に、と注意をしても自分のことだと思わないので響かず、なのに、後々トラブルが起きるのがほぼ必至なので、さりげなく当日ついていったりしてます。イベントのコンパニオンと違って、トラブルシュートも自分だということが言っても理解できない場合が多いです。もう一個ずつ教えるしかないのです。

 

ちなみに、こうやってやり取りをしていると、この後トラブルになる人、よく働くのでリーダー格になるけれど、うっかり会社の方で、リーダーにしてしまうとアウトな人、逆にプレイヤーとしても良いのだけどリーダーとしてステップアップしてほしい人、技術的に高いので、同じプレーヤーとして難しい案件をお願いしたい人などは、大体この時点で見極めてます。

今のところほぼ当たってるので、見るポイントは間違って無いと思います。

 

こんな風に毎年やっていますが、本当はこの活用研修に当たる部分を先生方が自分ごととして、学校内でみんなで使うことを考えようと動いてくださればいいなぁと思うのです。

支援員さんを入れてください。面倒なシール張りや場見る仕事なら、全部やってもらえるでしょう。ICT支援員がもっと派遣され、意味のある支援をできる人が育成できるようにしたい。

本当に心から思います。

 

論理的思考は何故必要なのか?

ここの所トラブルとクレーム処理をしていて、ようやく一つ大変だった案件が収束した。トラブルシュートはもしかすると一番好きな仕事かもしれない。だって頭の中で最適解を見つけるためにものすごく考えるから。

言葉を選び、相手の出方を分析して、相手の思考を予測して、納得してもらい、怒らせないけど、それ以上求める気にならないような答えを探すのは常に論理的思考だと思う。

ところで最近よく出てくる「論理的思考」はなぜ必要か?

自分は割と子供の頃からそれを意識していたと思う。我が子たちも少し近い。

怒らない、泣かない、あわてない。大きなトラブルでもまたすぐ立ち上がる。

レジリエンスとか色んな言い方で表現される力だけど、これらの根底にあるのは論理的思考力なのではないかと思う時がある。

まだ子供が小学生くらいの頃、近所の人たちから「おたくのお嬢さんたちは姉妹が仲良く喧嘩もしなくていいわね」と言われてきた。

「お母さんも大きな声を出さないのがえらい」とも。

それは今もずっと続いていて、昔はなぜうちの子達は、私も含めて喧嘩をしないのか。泣かないのか。激昂しないのか。10年くらい前までは漠然と「そうする理由がないからなぁ」と思っていた。

一つには健康で、経済的にそこまでは困っていなくて、親戚や親もみんなごく普通だが健康で生活していた背景があって、恵まれていたのもあるとおもう。

でも子供が高校生くらいになって、その理由が見えてきた。「考え方」の違いなのではないかなと思うようになった。

私も実際人前で泣くこともなければ、喧嘩もしない。まったくもってくじけない。仕事でクレーム処理がやたらと回ってくるのもそのせいだろう。(激怒してるお客さんの対応ばかりやるのはいつだって初回はこわいから、怒らせないでほしい)

 

クレームだけでなく、働く上でジェンダー問題なんかもよくある。性別、年齢、その他差別問題なんて今もいつでも私たちの目の前にある。おばさんにICTなんてできないだろうという偏見は今もそこかしこで出会う。ろくに会話もしてないのに、頭からばかにされることもある。ちゃんと説明できても「女性なのに珍しい」とか未だに言われる仕事だ。

ちょっと若く見えれば今度はつまらんマウント取りに来る。昔を知らないだろうとか。知識がないだろうとか。

女が働くっていうのは常にそういうものとの戦いだ。男性の中でももちろんそんなのはいっぱいあるだろうから、女性がジェンダー問題ばかりに執着するのもあまり好まないけれど。

子どもが偶然全員女だったので、昔友達が色んなものをおじいちゃんにねだって買ってもらって、娘に自慢していじわるされた時、(スネ夫みたいなかんじで)「この世にある色んなものはほとんどが人間が作ってる。他の人間に作れるものが、これから大人になるあなたたちに作れないわけがない。だから欲しければ作ればいい。ましてや、我々は運良く女性に生まれたから、うまくすればなんと人間すら作れる。すごいな私たち」と言ったことがある。

 

そして、そんな外からの攻撃に負けないのは精神論でもなければ、みんなの声を集めることでもない。

変わらぬ事実とつじつまの合う論理。それが自分への信頼になり、自信になり、それでこれまでも、これからも闘い、そして勝つのだ。

子供の頃から論理的思考がもらたすものは、そういうものだと私は思っている。

差別される側にとって、論理的思考は武器でもある。恫喝や侮辱に心を揺らさないのも、論理的思考が必要。自分をコントロールするためにこの考え方はあるといっても過言ではないと思っている。怒りの感情が起きるのは、その前に別の要因があるからで、それは例えば自分の劣等感や、落ち度、体調不良や家庭不和などだったりする。それをわかった上で、自分は何故今むかっときたのか。相手はどんなつもりでそう言ってきたのか。相手をやりこめる必要はあるか。あるならどうやれば完全勝利できるか。逆に自分に落ち度があるから恥を隠した方怒ろうとしていないか。そうやって考えると怒らないで済む。やりこめるのも冷静にやれるから勝てる確率は上がる。

 

ロボットやらコンピュータを操る人になるためではなく、論理的思考っていうのは、まさに自分自身を操るためにあるんだというのが私の勝手な自論だ。だから知らないことは調べる。新しく知ったことや、間違っていたことはどんどん書き換える。思考するための材料だから、知識は必要なのだ。自分の知識が間違っているかどうかの判断も自分でする。人に言われても証拠がなければかえないし、納得する理由があれば、相手の好き嫌いにかかわらず前言は撤回する。謝る。そうしてこれからも多分生きていく。数年後この話を全部撤回することもあるかもしれないけど。

ICT支援員って知ってますか?【その1】

新しい仕事であるICT支援員は、あまりに一般に知られていません。

もっと一般の方々や保護者、先生方のあいだでも広めて、お子さんがいて、まだあまりたくさん働けないけど、学校に関わりたい、元々働いてた時にパソコンが得意で、子供が好き!新しいことをもっと知りたい!学びたい!という人を広く募集します。

募集状況は、神奈川のことしか把握できませんが、とにかくそういう方がいたら、まずは登録してみるだけでもご紹介ください!!

 

基本的なスキルとしては、

WindowsiOS、(Macできると嬉しい)●Office(Word、ExcelPowerPoint中級以上必須)Word Excel PowerPoint Access他できるものがたくさんあれば嬉しいです。

⚪︎体力がある人(人並みでいいですがエレベーターないけど4階まで荷物持って上がり下りします)

⚪︎心と体が健康であること(学校は暑くて寒くて、たくさんの人がいます。健康管理が大切)

⚪︎人に挨拶をしたり、会話をするのが苦にならない人

ここまでがマストです。

 

あると嬉しい色んなこと

Adobe系できたり、特殊なソフトが触れるのも歓迎(CADとか音楽とか映像とかとか)

何ができるかたくさん教えてください!

絵を描ける、工作が得意、楽器が演奏できる、スポーツが得意、好き、ダンスが踊れる、演劇ができる、ゲームが得意、お料理が得意、お裁縫が得意…なんでも特技を活かせます。

●ネットワークの知識が必要になりますが、基本はお教えしますし、触る機会がたくさんあるので、だんだんと覚えられます。

●サーバーを知ってるなら尚可(ファイルサーバー、ADサーバーなんでも)

クラウドをよく使ってるよ!という方も歓迎です。

 

重要なポイントは、人を「支援する」のが仕事だという事です。黒子です。

あなたが先生になるのではなく、先生が働きやすいように工夫するのが仕事です。

また、子どもたちのあれ?困ったなという時に、優しく声をかけて助けてあげてほしいので、多様な子どもたちに対応するために、あなたの価値観をスタートラインに立った時に、今一度見直せる柔軟なハートがある方はさらに大歓迎です。

お片づけやお掃除が得意な方も大歓迎!

 

勤務時間の幅は大体8時半〜17時半の間で6.5〜7時間が多いです。

このお仕事の本当のところを知りたい方、こんな支援員さんを雇いたい、何がしてもらえるか知りたい!という先生は、ご連絡ください。

まずはこちらへ↓

info@pa-rana.com

 

 

 

それ、どのくらい使いますか?

プログラミング教育が話題になってから、さまざまなロボットやプログラミングできる教材が発表されていますが、電池式と充電式のメリット、デメリットを学校で保管することを想定して判断することは重要なポイントです。

 

充電式は、ケーブルなのかQiiなのか、電池式は乾電池なのかボタン電池なのか、この辺りにもすこし気を配ってみてください。

 

充電式はその内蔵電池の寿命を今一度確認する必要があります。タブレットブームでわいた、5年ほど前、タブレットの充電池が実は2年くらいすると弱ってきて、充電してもケーブルを抜くとすぐに電源が落ちてしまうなんてことが頻繁にありました。その後、電池交換を視野に入れたり、リース期間を3年にしたりなど対策が講じらました。

充電式の電池は交換できるのか?それともその寿命の間使えれば廃棄で良いのか?コストと使う見通しというものを考えましょう。

また充電式の多くはUSBケーブルで充電するものが多く、買った機器の台数だけ電源を確保しなくてはなりません。ケーブルが付属していないものもありますし、多くの電源をUSBでとるには、ハブが必要になります。

最近スマホの充電でもお馴染みの、Qii(チー)は置くだけで充電するのでとても手軽です。いちいちケーブルを抜き差ししなくて良いのですが、充電器は電源を必要とするので、電源タップはたくさん必要になります。専用の充電器を置く場所も必要なので保管場所の確保は忘れずに。

電池式のものは、本体が壊れなければ、かなり長く利用できます。ドライバーで裏を開けないといけないというものは、たしかに面倒です。今すぐ使う人に電池交換が必要になったら急にドライバーなんかないかも…と考えるかもしれませんが、しかし、この不安は裏側に「買ってもその時だけで後々使わなくなる」という経験が隠れています。気付いた時には電池が切れているというのは、毎日のように使っていれば、だんだん動作がおかしくなるので、完全に切れる前に気づくので、起こりづらいはずなのです。

ちなみに、ロボット系は電池が弱くなってくると駆動に異常が出始めます。思ったように曲がらない、速度が出ないなど、動きに違和感を感じたら電池交換すると治ることがしばしばあります。電池を新品でいれてからどのくらいもつのかは、使用頻度に左右されますが、メーカーには確認しておくと良いでしょう。

 

逆に電池を入れっぱなしで放置して、久しぶりに使おうと思ったら電池切れ。このパターンはある意味最悪です。乾電池を入れるタイプのものは、ずっと使わないのに入れっぱなしにすると、何年かして液漏れの心配などがあります。

頻繁に使っていくことが想定できていて、その機器を買うなら、管理も頭に入れておく必要がありますし、管理が出来る方は、電池交換に関してもチェックしています。乾電池で動くものは、いつもフルパワーで動いてもらうためにも、もったいなくても毎年全て電池を交換するなど管理のルールを決めてしまうと良いでしょう。

裏側がビスどめなのは、いたずら防止にもなりますし、すぐに電池が抜けてしまうトラブルや、接触不良にも強いと考えられます。落としたりする可能性があるなら、逆に安心とも言えます。

見栄えが良く、面白い機能がたくさんあったとしても、管理が疎かになると残念なことになりがちです。購入の際は、保管場所、充電方法、管理なども冷静に考えて、お迎えする準備をしてご購入されることをおすすめします。

 

電池の前にもうひとつ。何よりその教材の使い道は何ですか?

何にでも使えるのは夢が広がりますが、高価なものが多いです。そして使う人がデモ以外の使い方を思いつくか?もポイントです。同じことを他のものでもできませんか?

 

授業に使いたいのであれば、まず最初は安価で、目的が絞られているものをひとつだけ買ってみて、一人でやるのではなく、学校内で見てもらって研究してみるのも大切です。

一方クラブなどで使うなら、自由が利くものを与えれば、子供は無限大に使い方を思いつくでしょうけれど、使用頻度が低ければアイデアも浮かびません。どんどん使わせてあげられるものか、それだけの台数を購入できるかなどじっくり考えましょう。

使用頻度があがれば、電池だけでなく、破損も起こりがちです。保証期間や部品はどうやって購入できるのかも要チェックですね。

 

実際に自分が「どんなシーンで」どう使いたいのか、管理は「誰が」するのか、(これが一番大事)今面白くても、バージョンアップや他社の新製品が出たとき、あなたの考える目的にとって、ゆるぎない使い方ができそうか。

目先の派手さや面白さだけで買うのは使い捨てのおもちゃなら良いですが、限られた予算で、効果的な活用を考えるなら、あわてず、授業のベテランの先生も交えて、自腹だから自分のクラスだけが使えばいいとかではなく、同じ学年で話し合う機会をお持ちになるのも大切ではないかと思うのです。

 

派手で楽しいだけで、学習の上で子どもに必要なことが記憶に何も残らないものでないか?子どもに考える余地を与えられるかは、その教材の大切な選択ポイントでもあり、先生ご自身の授業の目的、組み立て方、声のかけ方、評価の仕方にかかっているのではないでしょうか?

 

最後に、さまざまな機器の管理は支援員がいれば、かなり軽減できます。支援員の仕事の中で地味だけどもっとも効果を発揮するのは、機器の管理などの環境整備支援であることをこの機会に見直して、支援員さんがいるのに、そのお仕事をお願いしていないなら、ぜひご相談されることをおすすめします。

 

形だって大切だ。もちろんその意味も伝えたい。

今日はいい報告を聞いた。支援員さんが子どもたちに、機器の片付け方を教えて、任せて、後で見たらちゃんとコード類も教えたように綺麗に片付いてたってきいて、こんな役割も私たちが担えることが嬉しかった。

後で使いやすいように、安全であるように、必然があってそこに片付ける。

子どもたちに自由に使わせたいなら、大切に扱うことは教えるべきなんだ。おうちに無いような、すごいものを使わせたいなら、お金をかけて環境を整えてあげたいなら。そういうことを私たち自身が理解しておく必要がある。支援員はケーブルのまとめ方や、整頓の仕方、設置のアイデア、利用率の把握、そう言ったところを担うことで、先生方が安心して子どもたちに手渡せる、任せられる環境を作れる。その時間をもらえたらありがたい。ほんの3分でもいいのだ。

そのためには週1回は最低でも訪問したい。とはいえ、簡単じゃ無いのだから、月1回でもいいから現場に行っては、整えていくことや、発信していくことを努力したい。声をかけたり、掲示物で促したり、そしてやってみせたり。私たちが機器を綺麗にしたり、整頓したり、大事に扱う姿をみせれば、小さい子供はまねをする。

「せんせー、今日はタブレット使いますか?」「つかいますよ。運ぶのいっしょに手伝ってくれますか?」というやりとりが自然にできるようになる。大事に運んでそっと机におくようになる。

 


実は一人一台をやってみてショッキングな結果になってしまったところを知っている。中学生だけど、子どもだから扱いが雑、だから堅牢性が大事?それではいたちごっこだ。たしかに文教向けモデルというものまで出てきて、そりゃあ丈夫だ。それが買えるならそれも良い。だけどそれでも壊れるのだ。大切にすることを最近の子供はおうちで躾けられていないケースが多いと感じるがいかがだろうか。

去年の支援では、3年生にタブレットを、保管庫からもってきて机に運ぶまでを教えることから始めた。一人一台ずつとってくる。席に着くまで両手でしっかり抱えて机に運ぶ。机の上に真ん中におく。片付ける時もおなじ。そういうことって、もちろん安全ならどんな持ち方でもいいだろうなんてツッコミが入りそうだが、確実なものをひとつ教えておくのはとても意味がある。どんなに教えたって、だんだんいい加減になっていく。個人差がでる。性格もでる。自由にさせたいなら、わかりやすい形からでもいいから、安全を教えて、なぜそうなのかももちろん教えていけたら、ひいては情報安全という名のリテラシーが育つのでは無いかと思う。こまかいことを言えば、なぜ両手で持つの?なぜ机の真ん中におくの?なども考えさせなさいとか言われそうだけど。細かいことはみなさんのやり方でいいと思う。

物理的な扱いの理解は、ひいてはコンピュータや精密機器の性質を知るに至る。

コンピュータの基本的な操作の理解は、ひいてはコンピュータの仕組みをしることになる。

インターネットから情報を得ることや、発信することで、インターネットの仕組みを理解していくところに繋げていきたい。仕組みがわかれば、何が自分にとって危険になるのかを考えるきっかけになる。

以前情報モラルの講習を5年生やったときに、サーバーに情報があがっていく仕組みと、それを閲覧できる仕組みを簡単に話したら、顔色が変わった。ダイレクトメッセージは、自分のケータイから友達のケータイに直接届くんだと思っている子がほとんどだったから。

支援員さんに伝えておきたいスキルがどんどん増えていくけれど、大変だろうけど、こういうことができることも支援員に必要なんじゃ無いだろうか。もう本当に果てしない。けど、モチベーションはそれに反して上がるのだ。

ICT支援ってどこまでやるの?

これだけ電子工作ブームだと、支援してて教材の作成手伝わされる可能性はあって、すでに、ハンダ付けやってとか、未経験者には厳しいご依頼がきたりしてますが、支援してて、やっぱりハンダ作業は受けない方がよろしいなと思う。

でも、頼まれるとできる男性支援員さんなどはやっちゃったりして後で収拾が大変なことになりますが、(年代的に男女が技術家庭で別れてた時代の女子はハンダやってないので、自ずと男性支援員さんがこれを仕方なく受けてしまう、いやむしろ喜んでうけてしまうことすらあります。)ハンダ付けだって溶かしてくっつけりゃいいってもんじゃなく。やったことあるからって、そのクオリティには差があります。

 

じゃあねじ止めくらいならいいか?っていうと、バイクの整備を自分でやってた私的にはネジを締めるだけの作業でも、本来一個ずつ、ギューギュー締めたらダメで、まずそのパーツに着くネジを仮止めしてからでないと、一箇所ギューっと締めちゃったら反対側が届かなくなったりするので、技術の物理的な教材作成を支援するならそういう話もしなきゃいけなくなるので、ほんともうきりがないわけです。

 

なので、ICT支援員さんの仕事の可否は、これができますできませんって一覧作っても限界がありますから、まず、法的にできないことというのを明確にすることと、ICT支援以外の作業はあくまで安全で問題のない範囲でサービスとなるのだと思います。そこの可否を判断するためにマネージャーが必要で、専門知識や技術が必要ならそういったところをご紹介するということもマネージャーが担ってもいいのかなと思うのです。

現場に入る人とマネジメントする人が別にいることは必須なのです。ただし、そのスキルは機器に詳しいとかそういうことよりも、交渉術やコンプライアンス、人をマネジメントすることに特化した能力が必要で、それには論理的な思考も冷静な判断力も必要です。

 

支援員というのは、何でも屋ならいいのではない。クオリティもそうですが、逆に軽率に受けたら迷惑をかける可能性だってあるのです。

お客様の損得を優先的に考えるなら、なおさらでしょう。私を知っている人がこれを読んだら、「お前は何でも屋じゃないか」というかも知れませんが、無茶なことを受ける場合、不遜にも自分ができると思ってるのではなく、必ず表には出せない事情があって、止むを得ず受けていることがほとんどです。

 

次年度は個人的に本当に大変な年になります。

支援員マネジメントとは何か、あらためて示せるだけの仕事をしたいと思います。

https://denshikikiseizou.com/kumitate/denshi0306.html

ICT支援員はこんなことができてほしい

先日、私個人のプロデュースでICT支援員さんを導入したのだが、ICT支援員に何がやってもらえるのかがまだまだ全然周知されてないんだと、毎回説明のたびに感じる。ああでも、私が思ってる支援は本当にスタンダードなのだろうか。とはいえ、「そんなことも頼めるんですか?!」っていう反応は嬉しい。

少なくとも私がプロデュースするなら

●授業支援

   授業への立会い(障害発生時の対応や子供達の操作支援、先生の操作の黒子など)

   授業の教材作成

   授業のための機材運搬設置片付け

●校務支援

   先生方へのOfficeやその他校務で使用するソフトのサポート

   作業効率をあげるためのICT活用のご提案

   ホームページ更新・ホームページ更新に伴う写真・動画撮影と、その編集

   学校調査アンケート集計

   連絡網アプリや校内のアカウント管理

●環境整備支援

   ICT機器の保管場所や設置場所のみなおし

   各機器のラベリングと管理

   定期的な動作検証・清掃

   保守業者への適切な連絡

●教員研修

   電子黒板、実物投影機、各種ソフトウェア、プログラミング環境など、ニーズに合わせた研修

 


このあたりがデフォルトだと思う。

 


そもそも先生が使い方にとまどうものが多い上に、各部屋に配備していつでも使える状態でないために、こういった仕事が発生しているわけで、本来ICTは業務効率化のために使われるべきだと思うのに、反対に手間がかかってしまっている。

私が経験上一番お役に立てるのは、その部分を埋める仕事である。ただ、それだけなら、そのうち要らなくなる仕事だと思われても仕方ない。自分自身いずれ消えゆく補助輪であると思っていた。

 

各部屋に機器が整備されて、子供達も一人一台、すべてがオンラインで動き、なにもかも自動化された世界。

しかし、例えば「○時間目は〇〇をやるので、提示機器を準備しておいてください。タブレットはグループで使うので10台と先生用1台でいいかな、あ、あと、この教材をあらかじめ配布しておいてください」なんてご依頼をいただいた場合、固定された機器ではできることに限りがある。(さらにお金をかけるなら可動式で部屋中どこにでも投影できればいいのだろうけど)そして、先生の頭にあるイメージからその先を想像するのは、人だからできる場合も多いだろう。

提示装置はどの位置にセットしておけば良く、タブレットは10台といってもトラブル対応のためにあと2〜3台は持って行って同じ状態にしておくとか、あらかじめ配布する資料を万が一消してしまったりする可能性を考慮してその教材をUSBなどに入れて持っていくなど、つまりその先生のやりたいことを一方先んじて叶えていくことができるのだ。

 

こう書いていると、支援員要らずのシステムって、こうだなあと思い浮かんでしまうので、自ら仕事を葬り去ってしまいそうだが。

話がそれらが、データが消えるのは自動保存があれば良く、クラウドに定期的に自動保存されるアプリなら、消えてしまっても端末を変えて続きができるだろう。クラウドの良さはそこなので、手動保存ではなく、リアルタイムでクラウドにアップデートがいいだろうな。

 

そういうお話を一校一校回ってしていけたら、もっと良い支援ができるのに、と歯がゆい。

ただし、これほどやらねばならないと使命感に燃えている支援員もそこまで多くはないかもしれない。

でも、少なくともこの仕事をしていて、これだけのお役に立てるなら、そう簡単にはこの仕事はなくならないと思っている。

個々の先生に、子供たちに、臨機応変な対応をすることができる。だからこそ人間が支援する意味がある。

 

少なくとも私がプロデュースする以上は、そういったニーズに応えていける支援がしたいし、支援員さんにもそれなりの報酬があってほしい。もちろんお客様に大きすぎる負担がないようにもしたい。本当に難しいけれど、お金をかけて意味があったと実感してもらえるだけの仕事がしたいのだ。